大東学園高等学校 > 校長通信
~コロナ禍で2回目の夏休みです~
コロナ禍での学校生活も2年目に入り、本日で1学期が終了します。東京都では先週より「蔓延防止重点措置」から4回目の「緊急事態宣言」となりました。緊急時だからこその一時的な特別の状態というとらえ方は難しく、もはやこれが日常となった感じがします。日々の東京都の感染者数は明らかな増加傾向にあります。「他の先進諸国にくらべて日本はワクチン接種の開始が遅かった」から、とか「なぜ、緊急事態下でオリンピックを開催するのか」とか「だからこそ開催に意味がある」とかオリンピックについても賛否両論。また「宣言慣れ」してしまって緊急事態宣言の発出も効果が期待できない・・・など、いろいろな報道がされています。あなたはどう考えますか。いずれにしても大切なのは生徒のみなさんとご家族、私たち教職員、学校関係者の健康と安全、ひいては日本中、世界中の人々の健康と安全です。緊急事態下での夏休みとなりますが、日常生活での感染予防は怠らないようにしていきましょう。
~コロナ禍であっても様々な活動を~
コロナ禍での学校生活も2年目に入りました・・・と冒頭で述べましたが、高校生活は3年間しかありません。その限られた3年間の間にみなさんに学んでほしいこと、体験してほしいこと、感じてほしいことは限りなくあります。教室で学ぶこと、考えることはもちろんですが、様々な行事や委員会活動、部活動なども大切な成長と発達の機会です。そこで味わう達成感や喜び、悔しさや挫折感、人間関係が深まったり壊れたり、泣いたり笑ったり・・・それらは成長のための大切な機会です。昨年度はコロナ禍での学校生活に大きな制約がかかり、多くの大切な機会が失われたり、形を変えての実施を余儀なくされました。緊急的で一時的な措置であれば仕方がない、とも考えました。しかし2年目に入り日常化した現在では「仕方がない」と考えてばかりもいられません。今年度は「時差通学」と「短縮授業」、日常的な健康管理、感染予防の日常生活はそのままです。しかし、1学期中間試験後から、3回目の緊急事態宣言中ではありましたが、様々なクラス活動や委員会活動、部活動を再開し継続しています。もちろん保護者のみなさんの東和会活動もです。コロナ禍であっても、様々な活動や行事での体験と成長の機会をできる限り保証していきたいと思っています。
~有意義な夏休みに~
コロナ禍の夏休みも2年目になります。感染防止をしっかりしながら、有意義な夏休みにしてほしいと思います。学校で準備している「夏の講座」は7月20日(火)21(水)の二日間で全23講座です。教科の学習の基礎や応用、総合科目の講座などが準備されています。また、オープンキャンパスへの参加も夏休みの大切な課題です。コロナ禍ですので完全予約制になっているところも多いと聞きます。また、オンラインでのオープンキャンパスも多いと聞きます。まずは予約からですね。
9月1日の始業式にみなさんと元気に再会できることを願っています。
2021.7.19 09:43 on 校長通信